英英辞典のすすめ
みなさん、知らない英単語の意味を調べる時に英英辞典を使っていますか?
使っていない方、単語を調べる時は英和辞典だけでなく、必ず英英辞典でも調べるクセをつけて下さい。
なぜなら、英和辞典と英英辞典では書いてあることが全然が違う! って驚くことがよくあるのです。
こんなに違う geek の意味
例えば、 "geek" という単語について調べてみましょう。
英和辞典には次のように書かれています。
プログレッシブ英和中辞典
[名]((俗))
1. グロテスクなことをする見せ物師[芸人]
2. 奇人, 変人;あることに熱中している人, オタク
3. 人, やつ
新グローバル英和辞典
俗
1. 米‘食いちぎり師’生きたヘビなどの首を食いちぎる異常な見世物師
2. 変態, 異常者; ばか
でも英英辞典で "geek" を調べると次のように書いてあります。
Longman Advanced American Dictionary
[slang] someone who is not popular because they wear clothes that are not fashionable, do not know how to behave in social situations, or do strange things.
英英辞典では「 ダサくて人気が無い。社交性に欠けている。」程度なのに、英和辞典では「変人・変態・異常者」になってしまっています(苦笑)。
これでは 「 あいつは geek だ。」 なんてアメリカ人のお友達が言い出したら、英和辞典で意味を調べた人は 「 その人近寄っては危険だ!! 」 と思ってしまうかもしれませんね。
実際には、ださいガリ勉くんやオタク程度の人に geek を使っているように思います。 フレンズでは、ロスが geek と言われたりしています(笑)。
英和辞典では、もともと日本語にないような単語まで日本語にしなくてはいけないので、そういうことが起こってしまうのかもしれません。
間違った意味で覚えてしまわないように、新しい単語に出会ったら、必ず英英辞典でも調べましょう。
おすすめの英英辞典: Longman Advanced American Dictionary
英語学習者向けの、カリフォルニア大学付属の ESL でも使われている英英辞典です。
- 単語の説明がわかりやすい
やさしい単語をつかってわかりやすく説明されているので、説明文に出てくる単語がわからなくて、またその単語を調べなければならないということがありません。
- Usage の説明がある
child って何歳くらいまでか、afternoon はどれくらいの時間帯を指すのか、make とdo はどう使い分けするのか、などのusage が説明されていて、読んでるだけで面白いです。
- 挿入絵がたくさんある
単語の説明をするのに、絵がたくさん使われていて、一目で何のことを指しているのかわかりやすいです。