embarrassed と ashamed の違いと使い分け
今回は日本語ではどちらも 「恥ずかしい」 と訳される embarrassed と ashamed の違いに注目してみましょう。
embarrassed と ashamed の意味は重なっている部分もあり、置き換え可能なケースもあります。
少しニュアンスに違いがあるので、その違いについてご紹介します。
いきなりですが、問題です!
「 車の中でひとりで運転をしながら、音楽に合わせて、大声で気持ちよく歌っています。 ふと横を見ると、隣の車の人がこっちを見ていて、恥ずかしい気持ちになりました。」
こんな時の「恥ずかしい」は embarrassed でしょうか? それとも ashamed でしょうか?
embarrassed の恥ずかしいはこんな時
embarrassed の「恥ずかしい」には、他の人が関わります。
何かしらあなたのやったことが、他の人から見たら変だと思われたり笑われたりするんじゃないかと気まずいような恥ずかしさに使われます。
例えば、新しい服を着ていって、タグがついてるよと友達に言われた時なんかは、ちょっと embarrassed ですね。
ですので、通常ひとりで embarrassed な気持ちになることはありません。思い出してなることはあるかもしれませんが (^^;
ashamed の恥ずかしいはこんな時
それに比べて、ashamed の恥ずかしさは、自分の中で悪いことをしたなという、後悔や罪の気持ちに基づくものです。
自分のマナーやモラルの基準を下回るような行動をとってしまった時に感じる恥ずかしさです。
人それぞれ基準がまちまちだと思いますが、例えば、親に嘘をついたり、むかし誰かをいじめていたことを後で悪いことをしちゃったな、と自分の行動を恥じるような時に使えます。
embarrassed と ashamed のどちらも使えるような状況でも、ashamed のほうが embarrassed よりも重い感じがします。
以上のことを踏まえると、車の中で大声で歌っているのを見られた恥ずかしい気持ちは、後悔や罪の気持ちとは関係なく、他の人にどう思われるかという恥ずかしさなので、正解は embarrassed ですね!